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耐震補強+リノベーションの提案

 東京都港区内にあるマンション1棟のリノベーション計画を提案しています。提案には耐震補強が必要と考え、港区さんの補助制度を研究しています。
 同区のHPを拝見していたら、興味ある頁がありましたので内容を整理しました。
 タイトルは「港区耐震改修促進計画(素案)についていただいたご意見」です。日付は2008年2月で、どれも匿名の意見です。
 耐震化計画を提案する上で大変参考になりました。

<掲載番号001>
港区在住で、耐震診断を受けました。それに基づいて改修工事を行おうとしましたが、いくつかの問題が生じて、まったく実現できません。
●診断担当の建築士が診断を終えた時点で「自分の仕事はここまで」ということで、その後のフォローに非協力的です。一方で、工事をする場合は管理料30万円を請求しています。
●工事を行う業者は自分で探さなければならず、何軒かに相談しましたが、診断書の概算見積もりを大幅に上回る工事金額を提示されています。実現性のない概算見積もりは意味がないと思います。
●業者と建築士が協力して作業するようにと港区が決めていますが、具体的なやり方がわからず、業者も作業ができないといっています。こういうやり方を定めているのなら、スムーズに工事ができるよう港区が責任を持つべきだと思います。
●補助金額が少なすぎて自己負担額が多くなり、実現できません。
●耐震改修の数値目標など定めても、個別の工事が実現できなければ耐震改修促進計画など促進できないと思います。
●ぜひ具体的な改善を定め、改修工事を行えるようにしていただきたいと思います。

<掲載番号002>
1.住宅の耐震化目標設定の考え方(P13)
東京都の将来人口予測では、港区の人口は2005年185,861人(実績)、2010年209,927人、2015年(平成27年)216,430人となっており、10年で約31,000人増加するという予測です。一方、港区耐震改修促進計画(素案)では、住宅の耐震化目標設定の考え方では9年で53,000戸増加と予測しています。
グラフを見ての印象となってしまいますが、港区の住宅が9年で1.5倍になるという数値には疑問を感じます。これが予想通り増えなければ90%の耐震化率は達成できません。仮に、ウォーターフロント等で大型マンション建設が盛んなことが、耐震性のある住宅が増加する理由であれば、耐震性がある住宅がいくら増えても、既成の市街地の安全性は上がらないことになると思います。数値目標だけではなく、既成の市街地の耐震化率が上昇するような計画が作成されることを望みます。
2. 耐火性能の向上
計画の主眼が、耐震化率の向上に置かれています。港区の被害想定を見ると、火災が原因の死者・負傷者はわずかであり、耐震化率の向上が人的被害を少なくするために必要なことは理解できます。しかし、建物の被害を見ると、火災による被害も大きいことから、耐震性とあわせて耐火性能の向上も図るべきだと思います。特に、重要な道路の沿道の建物については、耐震化が進み道路が閉塞しなかったとしても、火災が発生していれば、輸送等に支障が出ると思われますので、特に不燃化促進を望みます。
3.港区における耐震化支援実績(P32)
耐震化が必要な住宅数等と比較し、耐震化支援の実績が少ないように感じます。本文では、広報やホームページの活用、窓口の充実、関連団体へのPRといった取り組みを行うことで実績を上げていくお考えが示されていますが、もっと積極的に職員がまちへ出向き指導・助言を行い、支援につなげていくべきではないでしょうか。また、指導や助言の件数等も数値としてとらえ、実績として発表していくべきではないでしょうか。

<掲載番号003>
1.利用している施設が耐震で建替えと聞きました。計画でちゃんと施設名称と耐震化スケジュールを明文化すべきではないでしょうか。計画が27年度までとすると建築期間や設計を考えるとあまり時間がないのではないのでしょうか。そんなにいっせいに財政的にも工事ができるのでしょうか。
2.あと静岡県のように耐震助成の工事事例などわかりやすい例示も求めます。

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