リニア中央新幹線とストロー現象
- 2011年1月15日 06:39
- 新着情報
2010年12月4日、東北新幹線が全線開通しました。
基本計画から38年。地元活性化への期待が高まる中、新青森駅は祝賀ムードに包まれました。
どれくらい便利になったのでしょうか。
東京-新青森間(713.7km)を乗り換え案内で調べました。
すると、
「東京07:32発 → 新青森11:09着 はやて15号」 の場合。
所要時間3時間37分 乗車時間3時間37分 乗換0回 総額16,370円 距離713.7kmです。
2011年3月12日には、九州新幹線も全線開通します。
こちらも地域活性化の期待大です。
一般的に路線の新規開通は、沿線周辺地域へのプラスの経済効果をもたらします。でも、新幹線ではそう簡単には行かないようです。
なぜか?
1.通常の路線と違い、各停車駅間の間隔が大きいため、主要都市以外の駅にはあまり停車しない。
2.例え県庁所在地のような主要都市であっても、そこらか更に人々が大都市へと流出してしまう。
3.遠くの地方都市から主要都市を通過し、直接大都市へと移動してしまう。
いわゆる「ストロー現象」です。新幹線沿線の地方都市は余程のことがない限り、期待する経済効果の享受は難しいのです。
では、リニア中央新幹線が開通したらどうなるか?
普通に考えると超高速交通手段によって、超ストロー現象になる可能性大です。
仮にリニア甲府駅、品川駅が完成した場合、甲府-品川は約20分といわれています。これは山手線で新宿-品川の乗車時間とほぼ同じです。つまり、甲府の物理的距離は遠いが、時間的距離から言うと山手線内の駅と一緒になります。
インターネットの素晴らしさは、情報について時間と距離を限りなくゼロにしたことです。リニアは、情報を操作・活用する人の時間と距離を短縮することができます。
「山手線内の駅と一緒」というコンセプトは、整備新幹線では速度から無理があります。リニア新幹線の甲府でこそ実現可能な概念なのです。
このコンセプトに基づくと様々な戦略が考えれれます。
1.山手線内に(東京地価と比べ)格安の土地が突如あらわれる。
2.山手線内から南アルプス、富士山を見る。
3.山手線内にいながらにして防災・防衛のバックアップ拠点を整備する。
4.・・・
距離、移動時間、地理的メリットを最大限活かし、神奈川駅、長野駅、大宮駅(新幹線ですが)では実現できない「何か」を整備することで、山梨の経済活力も向上するのではないでしょうか。
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