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コンサルタント情報: 2011年6月アーカイブ

圧接作業の監理

<天候による処置>
・夏場、酸素・アセチレン容器は40℃以下に保つようにする。直射日光を避けるため容器をシートで覆う。
・冬場、溶解アセチレンの気化率が悪いため、温湯、専用電熱器、照明具等を用いて容器を加温して気化を促進する場合がある。40℃以上にならないように注意する。火気による加温は厳禁。
・降雨雪時の圧接作業は中止する。ただし、適切な防護を施せば作業してよい。
・圧接時に強風が当たると炎が吹き流され、圧接面が酸化しやすく不良圧接になることがある。やむを得ず強風下で圧接を行う場合は、完全な遮蔽を施して作業を行う。

<圧接作業>
・鉄筋端面は通常酸化しており、この表面の酸化膜が原子同士の接近を妨げ接合を困難にする。圧接直前に端面の研削(グラインダーなどによる)行って酸化膜をすべて取り除く。
・端面はできるだけ平滑に仕上げる。端面全面を接合するのに有利であり、大気からの酸素の浸入も防ぎやすくなる。
・圧接端面間の間隔は鉄筋径にかかわらず2mm以下とする。
・母材断面に対して30MPa以上の加圧を行う。
・圧接の初期加熱時に圧接端面間の隙間が閉じるまでは、加熱中のおける圧接端面の酸化を防ぐために鉄筋の中心まで届くフェザー長さの還元炎で端面を完全に覆うようにして加熱する。
・端面相互が密着したあとは、火力の強い中性炎で圧接面を中心としてバーナーを左右に揺動しながら加熱する。
・接合の良否は、圧接端面相互が密着するまでの初期加熱時に端面が還元炎で十分に覆われていたかどうかによって決まる。ガス炎は、圧接中に接合端面が大気中の酸素によって酸化されるのを防ぐ極めて重要なシールドの役割を果たしている。
・突合せ部を集中的に加熱すると、圧接面の中心部まで適切な圧接温度(約1,250~1,300℃)に達しないうちに鉄筋表面部のみが溶融し、正常な圧接ができない。圧接面を中心に鉄筋径の2倍程度の範囲を揺動加熱(幅焼き)する。
・圧接端面にある原子同士が一定の距離に接近することにより端面の各原子の価電子をそれぞれが共有する状態になれば接合が達成される。
・圧接器は、火色消失後に取り外す。
圧接作業.jpg

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